現場で働く介護士と施設幹部がうまくいかない理由を考える

介護職員の人間関係

こんにちは。介護福祉士のケイです。

先日施設内で喧嘩口論をしている介護士と副施設長の会話を聞いていて思ったことがあったので、ブログ記事にしようと思いました。

介護の現場で働く介護士と施設幹部の間にはしばしば意見のすれ違いが生じることがあります。
ここでの幹部とは、広く言って管理者や施設長など、組織の指導者や運営側の担当者を指します。
また、ケアマネージャーや相談員など他のポジションの担当者とも、基本的には理解が得られにくい状況があります。(批判的な言葉を使用していますが)

良好な関係が築かれているケースもあるかもしれませんが、多くの場合、お互いに不満を抱えていることが一般的です。
しかしこの問題は、人間関係においてよくあるものであり、「誰が悪いか」という単純な問題ではありません。

そこで今日は、現場で働く従業員と他のポジションの担当者が互いに理解しあいにくい理由についてブログ記事にしていきたいと思います。

これらの理由を理解することで、不満や怒りが軽減され、立場の異なる人々に対する寛容さが増し、職場の人間関係が少しは改善されることが期待できます。

現場で働く介護士と他のポジションの従業員が意見のすれ違いを起こす主な原因は、役割ごとに異なるストレスの度合いにあります。

現場に出入りする頻度が異なる人々は、現場で経験するストレスの差により、それぞれの余裕やパフォーマンスに大きな違いが生じます。

もちろん、逆も同様です。例えば、現場の介護士が相談員に対して「言ったことすぐに対応してくれよ!」と思っていたとしても、相談員の労働量は限界に達しており、「他にもやらないといけないことがたくさんあるから即対応は無理!」と感じているかもしれません。

これを例えるなら、筋肉痛と同様です。筋肉痛がある状態での運動はきついですよね。
同様に、ストレスを抱えている状態での業務も難しいです。周囲からは「もっとやれるだろう」と思われるかもしれませんが、本人にとっては心身が限界に近い状態かもしれません。
したがって、このような状況では相互理解が難しいのです。

また、施設長が理想論を語る一方で現場が実際に付いていけない、といった事例もよくあります。これは、施設長が現場にあまり関わらず、理想を語る余裕があるからです。
観客がプロ野球選手に対して意見するように、施設長も同様に理想を語ることができます。

もちろん、施設長にも独自のストレスがあることは理解されるべきですが、理想を語る立場であれば、自らも理想的な施設長であるべきです。
全ての人に同じ基準を求めるのではなく、状況に応じた配慮が必要です。

要するに、相互理解がなくても問題ありません。ただし、この記事で述べられていることを考慮すれば、「伝え方を工夫する」や「理解できた範囲で寛容になる」という考え方につながると思います。

個人的に思うのですが、現代社会において週5日同じ仕事を行うことは少々奇妙ではないでしょうか?(現代社会という言葉がしっくりきそうですね)

たとえば、週5日働くのであれば、2.5日ずつ異なる仕事をする方がパフォーマンスが向上し、生産性も向上すると感じます。2.5日ずつならば、専門性も確保されると考えられます。

また、楽しいことも週5日続けて行うと楽しくなくなります。例えば、毎日同じルートの散歩では新鮮味がなく、楽しくありません。

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