スピーチロックで利用者の意欲が低下!?介護現場の落とし穴

介護現場のおはなし

こんにちは。介護福祉士のケイです。

みなさんは、スピーチロックという言葉を聞いたことがありますか?

介護現場における「スピーチロック」とは、言葉によって利用者の行動や意思決定を制限してしまう行為を指します。

一見、利用者の安全を守るためやスムーズな介護を行うために必要な声掛けのように思えますが、利用者の自由を奪い、尊厳を傷つける可能性があります。

具体的な例・・・
「ちょっと待って!」
「危ないから座ってて」
「今は動かないで」
「トイレに行くのは後で」
「まだ着替えられないの?」
「一人で歩けないでしょ?私が手を貸すから」

これらの言葉は、利用者の行動を制限し、自主性を奪ってしまう恐れがあります。

スピーチロックの悪影響
行動意欲の低下: 常に指示を待たなければいけない状況に置かれることで、自ら行動しようとする意欲が低下してしまう可能性があります。
コミュニケーションの悪化: 利用者の気持ちを尊重せずに行動を制限してしまうことで、利用者との信頼関係が損なわれ、コミュニケーションが悪化してしまう可能性があります。
認知機能の低下: 自ら考え判断する機会が減ることで、認知機能の低下を招く可能性があります。
尊厳の侵害: 利用者の意思を無視して行動を制限することは、利用者の尊厳を侵害することになります。

スピーチロックを防ぐために
利用者の気持ちを尊重し、「なぜ」行動を制限する必要があるのかを丁寧に説明する
利用者の自主性を尊重し、可能な限り選択肢を与えて自分で選択させる
利用者の行動を制限するのではなく、安全を確保するための代替手段を探す
「~しないで」ではなく、「~しましょう」というように、肯定的な言葉遣いを心がける
利用者とのコミュニケーションを大切にし、利用者の考えや気持ちを理解する
スピーチロックに関する研修を受け、知識を深める

スピーチロックは、介護現場で日常的に起こり得る問題です。利用者の尊厳を守るために、介護職員一人一人が意識して取り組むことが大切です。

スピーチロックの代わりに、、、
「危ないから、ゆっくり歩いていきましょう」
「トイレに行きたいですか?それとも後で?」
「自分で着替えたいですか?手伝いましょうか?」
「あせらなくていいですよ。ゆっくりでいいですよ。」
このように、利用者の行動を制限するのではなく、選択肢を与えたり、代替手段を提案したりすることで、スピーチロックを防ぐことができます。

スピーチロックは、利用者に様々な悪影響を与える可能性があります。利用者の尊厳を守るために、介護職員一人一人がスピーチロックについて理解し、意識的に取り組むことが重要です。

忙しい介護の現場だと、ついつい利用者さんの尊厳をさえぎってしまいがちですが、よくないことですよね。
自分の言葉がけは問題ないか、振り返りが大事ですね。

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