特養、6割が赤字経営!?コロナ、物価高でさらに加速した!?

介護業界ニュース

こんにちは。介護福祉士のケイです。

突然ですが、皆さんが働かれている職場の経営状態は健全でしょうか?赤字ではないでしょうか?

ネットを見ていたところ、衝撃的なニュースを発見しましたので、ご紹介します。

全国の特別養護老人ホーム、6割が赤字経営とのことです!!

詳しく見ていきましょう

特養の6割が赤字!?実はもっと多いかも??

全国老人福祉施設協議会(老施協)が発表した内容によりますと、全国の特別養護老人ホーム(特養)の6割が、2022年度の収支で赤字であったとのことです。

赤字の割合は前年から20ポイント近く増え、05年の調査開始以降で最大となりました。

赤字の施設数は、コロナ禍前の2倍近くにもなりました。原因としては物価高で、介護事業の運営をさらに圧迫しています。

調査は7月から9月にかけて実施されました。

老施協の会員4776施設のうち、回答のあった1600施設の速報値を集計しました。(全体の約3分の1しか回答がないとは・・・。 全部の施設がしっかりと返答したら、赤字施設の割合がさらに増えそうな気もしますが…)

その結果、補助金を除く収支が赤字だった施設は62.0%(992施設)で、前年の43.0%から大幅に増えてしまいました。補助金を含めても赤字だった施設は、前年の39.8%から51.0%(816施設)に上昇しています。

特養の経営は、コロナ禍を境に悪化が進んでしまいました。赤字施設の比率は、コロナ禍前の19年度は34.3%でしたが、20年度は40.8%と初めて4割を超え、21年度もさらに拡大。
補助金を含めた赤字も急激に増え、22年度に初めて5割を超えました。

老施協は「新型コロナウイルスの影響で利用控えが続く中、物価高が経営を直撃している」と分析しています。光熱費や食材費、ガソリン代などへの出費が増えているとのことです。

引用、参考元はこちら
https://mitte-x-img.istsw.jp/roushikyo/file/attachment/520668/JSW%E5%8F%B7%E5%A4%96R5-5.pdf

このニュースをうけて、人々の反応は?

このニュースをうけて、ネットの意見をどうでしょうか。

Yahoo!ニュースのコメント欄を見てみましょう。

以下、Yahoo!ニュースコメント欄からの引用です。

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・そもそも生産性がないものだし、だからと言って利用者が高い利用料なんか払えるわけないし、税金で成り立っているようなものなので。。。
意思疎通もままならない、普通なら栄養失調で亡くなってしまう場合でも、管で栄養を入れたり必死のケアで長生きしてしまうので、こういうのが増えるばかりで、経営はどんどん厳しくなっていくと思います。

・物価高騰が理由になるのはわかる。
新型コロナウイルスの影響で利用控えが続くっていうのはどういうことやろう。特養って終の住処のイメージがあるので利用控えっていうのがよくわからない。デイとかショートのこと?それならデイとかショートをやめるって施設が出てくるのかなあ。

・派遣やら紹介やらで実際にかかる人件費以上にお金がかかり、急増しているクレーマー家族の対応に追われ、要介護度は不自然に下がり、ボーナスが大幅に減り、昔は良かったななんて思ってしまう。

・経営が赤字になる→経費削減→人件費削減→退職者が出る→他の職員の負担増→更に退職者が出る→職員不足の為、規定の入所者を入れる事が出来ない→更に経営が悪化する→倒産

まさに負の連鎖である。

・最も利益率が高い特養でこの数字であることを忘れてはいけない。
在宅サービスはひどいもの。
介護保険料だけ支払い、サービスを受けられない日が間近に迫っています。

・もう国民的にこの業界がやばいって認識してもらった方がいいですよ。

そのうちほとんどの人が施設に入れない状態が出てくるって言うか、在宅での介護も人がいないこと理由に受け入れてもらえなくなる。

国の政策の失態です。

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元のヤフーニュース、コメント欄はこちら

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経営状態が悪い介護施設の見抜き方5つ&対処法は?

介護施設は、高齢者の生活を支える重要な役割を担っています。しかし、今回の調査で多くが赤字であるということが判明しました。

経営状態が悪い介護施設では、介護職員の待遇が悪化したり、給料が適切に支払われない、もしくは減給がおこる可能性もあります。

そのため、働く介護施設を選ぶ際には、経営状態をしっかりと見極めることが大切です。

私の実体験や他の職員の体験談、ネット上の体験談やレビュー、過去の実例から、経営状態が悪い介護施設を見抜くポイントを5つご紹介します。

1. 残業や休日出勤が多い

経営状態が悪い介護施設では、人手不足や業務量の増加により、介護士の残業や休日出勤が頻繁になる可能性があります。残業や休日出勤が多いと、心身に負担がかかり、仕事の質の低下や離職につながるリスクがあります

2. 給与や待遇が悪い

経営状態が悪い介護施設では、給与や待遇が低い可能性があります。給与や待遇が悪いと、モチベーションの低下や離職につながるリスクがあります。

3. 職場の人間関係が悪い

経営状態が悪い介護施設では、職場の人間関係が悪い可能性があります。職場の人間関係が悪いと、仕事に集中できず、離職につながるリスクがあります。

4. 施設の設備や環境が劣悪

経営状態が悪い介護施設では、施設の設備や環境が劣悪な可能性があります。施設の設備や環境が劣悪だと、入居者の安全や安心が損なわれる可能性があります。

5. 入居者の満足度が低い

経営状態が悪い介護施設では、入居者の満足度が低い可能性があります。入居者の満足度が低い施設で働くと、やりがいを感じにくく、離職につながるリスクがあります。

これらのポイントに当てはまる場合は、経営状態が悪い介護施設である可能性があります。もし、経営状態が悪い介護施設で働いている場合は、転職を検討することをおすすめします。

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訪問介護事業所も閉鎖ラッシュ??

ちなみに、特養だけでなく、訪問介護事業所もかなり苦しい経営状態のようです。

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