【介護士あるある?】仕事を辞められないは間違い??退職引き止めは違法??【根拠法令あり】

介護職員の労働問題

こんにちは。
介護福祉士のケイです。

介護士業界あるあるなのかもしれません。

今の職場を辞めたいと思い、退職したいと上司に相談をすると・・・、
「人手不足だから退職を認められない」
「人が足りないのわかってるよね?利用者さんを誰が介護するの?」
「もっと頑張れ、退職は考え直せ。」
こう言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。

退職したいけど、断られてしまった。退職できない・・・。

実はこれ、退職引き止めといい、違法である可能性があるんです。詳しく見ていきましょう。

退職引き止めは違法なの?

労働者は、民法第627条に基づき、いつでも退職を申し入れることができます

雇用側(介護事業所など)は、労働者の退職の申し入れを拒否することはできません。

したがって、雇用側が退職を申し入れた労働者に対して、退職を認めない、退職金や有給休暇の支払いを拒否するなどの行為は、労働者の退職の自由を侵害する違法行為となります。

退職引き止めの違法性については、以下の根拠法令があります。

民法第627条:労働者は、いつでも雇用契約を解除することができる。
労働契約法第20条:使用者は、労働者が退職の申し入れをしたときは、遅滞なくその旨を労働者に通知しなければならない。
労働基準法第22条第1項:労働者は、その意思表示により、いつでも雇用契約を解除することができる。

退職引き止めの具体的な事例としては、以下のようなものが挙げられます。
・・・退職を申し入げた労働者に対して、「後任が見つかるまで退職させられない」と伝える
・・・退職を申し入げた労働者に対して、「退職金や有給休暇の支払いを拒否する」と伝える
・・・退職を申し入げた労働者に対して、「退職したら、損害賠償を請求する」と脅す

退職引き止めを受けた場合、以下の対処法が考えられます。会社に退職を認めるよう交渉する
・・・労働基準監督署に相談する
・・・弁護士に相談する

退職を認めるよう会社と交渉する際には、退職の意思が固いことを伝え、退職を引き止めるための理由を問いただしましょう。

また、労働基準監督署や弁護士に相談することで、退職引き止めが違法であることを証明する資料を収集したり、会社と交渉する際のアドバイスを受けたりすることができます。

介護士業界でありがちな退職引き止めは、労働者の退職の自由を侵害する違法行為です。退職引き止めを受けた場合は、毅然とした態度で対処しましょう。

しつこい退職引き止め

退職を申し出たにもかかわらず、上司から引き止められることがあります。

特に、主任やユニットリーダーなどの役職に就いている場合や、後任が見つかっていない場合などは、しつこく引き止められることもあるでしょう。

しつこい退職引き止めは、労働者の退職の自由を侵害する違法行為です。しかし、職場が退職を認めない限り、退職することはできません。

そこで、しつこい退職引き止めに対処するための方法をご紹介します。

1. 退職の意思を明確に伝える
退職引き止めを受けた場合は、まず退職の意思を明確に伝えることが大切です。退職の意思が固いことを伝えることで、会社も引き止めを諦めやすくなります。

退職の意思を伝える際には、口頭だけでなく、書面でも伝えるようにしましょう。書面で退職の意思を伝えることで、後々トラブルになった場合でも、退職の意思が固かったことを証明することができます。

2. 退職を引き止めるための理由を問いただす
退職を引き止められた場合は、退職を引き止めるための理由を問いただしましょう。会社が退職を引き止めたい理由を知ることで、対処法を考えることができます。

退職を引き止めるための理由が、後任が見つかっていないなど、合理的な理由である場合は、会社と交渉して退職の時期を調整するなどの方法が考えられます。

しかし、退職を引き止めるための理由が、情に訴えかけるような理由である場合は、毅然とした態度で断ることが大切です。

介護士業界であるあるなのが「利用者さんは誰が介護するの?」ですよね。

そりゃそうなんだけど、、、 だったらもっと待遇良くしてくれよ!人間関係が良い職場環境を作ってくれよ!と思うだけですよね。

3. 労働基準監督署や弁護士に相談する
退職引き止めがあまりにしつこくて、退職できない場合は違法である可能性が高いです。

労働基準監督署や弁護士に相談しましょう。労働基準監督署や弁護士に相談することで、退職引き止めが違法であることを証明する資料を収集したり、会社と交渉する際のアドバイスを受けたりすることができます。

あまりにもしつこい退職引き止めは専門家に相談してみましょう!!
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辞めるのはもったいないと言われる

退職を申し出た際に、上司から「もったいない」と言われることがありますが、これは退職を引き止めるための常套句です。

上司は、あなたの退職によって、自分の仕事が増えたり、評価が下がったりすることを懸念しているため、「もったいない」と表現して、退職を思いとどまらせようとしているのです。

介護現場はただでさえ人手不足ですからね。勤務表をくむのがさらに大変になってしまいます。

でもそれは、介護士がこの職場に残りたい!!と思えるような環境を作らなかった、運営側のミスであると思います。

退職引き止めで「もったいない」と言われた場合、以下のような対処法が考えられます。

退職の意思を明確に伝える
「もったいない」と言われたら、まずは退職の意思を明確に伝えましょう。退職の意思が固いことを伝えることで、上司も引き止めを諦めやすくなります。

退職を引き止めるための理由を問いただす
上司が退職を引き止めたい理由を問いただしましょう。退職を引き止めるための理由を知ることで、対処法を考えることができます。

退職のメリットを伝える
退職のメリットを伝えることで、上司の理解を得ることもできます。例えば、新しい環境でスキルを磨きたい、キャリアアップを目指したいなど、退職を決意した理由を具体的に説明しましょう。

退職引き止めは、労働者の退職の自由を侵害する違法行為です。

しかし、雇用側が退職を認めない限り、退職することはできません。そのため、退職を引き止められた場合は、毅然とした態度で対処することが大切です。

あまりにも退職引き止めが長引くようであれば、専門家に相談してみましょう。
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退職引き止めを論破する方法

退職引き止めを論破するためには、以下のポイントを押さえましょう。

退職の意思を明確に伝える
退職を引き止めるための理由を問いただす
退職のメリットを伝える


また、退職引き止めが違法であることを主張することもできます。退職は労働者の自由であり、会社は退職を認めない権利はありません。

退職引き止めを論破するためには、毅然とした態度で臨むことが大切です。上司の引き止めに負けず、自分の意思を貫きましょう。

退職引き止めを論破する際には、以下のフレーズを活用するとよいでしょう。
「退職の意思は固いです」
「退職を引き止めるための理由を教えてください」
「退職することで、新しい環境でスキルを磨きたい」
「退職することで、キャリアアップを目指したい」
「退職は労働者の自由であり、会社は退職を認めない権利はありません」

退職引き止めは、労働者の退職の自由を侵害する違法行為です。退職引き止めを受けた場合は、毅然とした態度で対処しましょう。

また、すでに次の転職先を見つけておくのも論破するためには有効な手段です。在職中からこっそりと転職活動を始めましょう。

介護士専門の転職サイトを活用すれば、仕事をしながらでも、転職活動をすすめていきやすいです。

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退職引き止めをされて揺らぐ心?

退職を申し出た際に、上司から退職を引き止められることがあります。上司からの熱い説得をされると、心が揺らぐこともあることもあるかもしれませんね。

退職引き止めをされて心が揺らぐのは、以下の理由が考えられます。
・・・会社や上司に対する愛着
・・・退職後の不安
・・・引き止められたことへの罪悪感

退職を決意した理由をもう一度考え直し、本当に退職すべきかどうかを冷静に判断しましょう。

また、退職後の不安を解消するために、転職活動を進めたり、転職先の情報を収集したりするのもよいでしょう。
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退職引き止めをされて心が揺らぐ場合は、第三者に相談するのも有効です。友人や家族に相談することで、客観的な意見を聞くことができます。

同じ介護士で相談できる人がいるのであれば、相談してみると良いですね。実際のあなたのことを知っているため、客観的なアドバイスをくれるかもしれませんね。

退職は、人生において大きな決断です。退職引き止めをされて心が揺らいでも、自分の意思を貫くことが大切です。

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