こんにちは。
介護福祉士のケイです。
介護の事業所はいろいろな運営形態がありますね。
特養、老健、訪問介護、有料老人ホーム・・・など。様々です。
訪問介護事業所とは、利用者さんのご自宅に伺い、介護サービスを提供する事業所です。
在宅での暮らしを希望される方が多い中、とても重要な介護事業所であるといえます。
そんな中、共同通信社の調べにより、社会福祉協議会の運営する訪問介護事業所が過去5年間に少なくとも約220カ所で廃止、休止されていたことがわかりました。
詳しく見ていきましょう。
需要はあるのに、なぜ廃止に?地域差もある?
社会福祉法に基づく社会福祉協議会(社協)が運営する訪問介護事業所についての共同通信の調査によれば、過去5年間に少なくとも約220カ所の事業所が廃止または休止されたことが明らかになりました。
これにより、現在の訪問介護事業所数は約1300カ所と、5年間で約13%減少しました。
撤退の理由は、都市部での一般的な民間事業者との競争だけでなく、高齢化したヘルパーの不足、人手不足、事業の収支悪化などが影響しています。
公的な性格を持つ社協が事業を中止すると、収益性の低い利用者にとってはサービス提供が難しくなる可能性があります。
政府は「住み慣れた地域で最期まで生活できるように」という理念を掲げていますが、厳しい現実が浮かび上がっています。
この調査は、各都道府県が所有する介護保険の事業所データから社協の訪問介護事業所を抽出し、2018年と23年のデータを比較しました。
その結果、44の都道府県で218カ所の事業所が廃止または休止となっていました。現在、社協の訪問介護事業所は全国に1302カ所存在しており、休止中の事業所は含まれていません。
また、地域によっても差が出ています。特に、鳥取県では、訪問介護事業所の減少率が50%を超えており、深刻な問題となっています。
◆引用、参考ホームページ
一般社団法人共同通信社 ホームページ
ニュースを知った方々の意見
Yahoo!のコメント欄に寄せられたコメントを紹介していきます。
介護保険事業はただでさえ、低収入・きついと言われているが訪問介護は特に厳しい立場である。
訪問先に一人で行き、様々な家の習慣に合わせる必要があるため難易度が高いし、相手や家族の気分を悪くすれば名指しでヘルパー出入り禁止を言われる。
指定された時間の仕事にしか報酬はでないため、多少報酬単価が高くても8時間勤務で人を揃えらえない。
社協でさえも訪問介護ができないならば、国は介護報酬の単価を再計算する必要があるだろう。
特養ですら4割が赤字ですよ。
私がパート勤務している創立30年の首都圏でもそうです。
人手不足だから満床には出来ない。
10年以上勤務の50代男性や女性が、次々に辞めていきました。
私も58歳ですが、正規雇用でウェルカムと言われていますが、全くなる気はないですね。
近隣の特養にも単発派遣で行きましたが、酷い人手不足で、初めて来た単発派遣が一人で入浴介助するんですから、小さな事故は致しかたないですね。
こちらとしては、盆暮れは家に帰って家族が見て欲しいです。
訪問介護で20年近く働いています。
だんだんとサービスは厳しくなり、昔はやってくれてたのに…とクレームもあります。
昔はヘルパーの数も多く対応出来ていたのが、今はヘルパーの余裕は全く無く、高齢化。
そしていまだに訪問介護はお手伝いさんだと勘違いしている方がいる。
掃除調理買物洗濯、生活支援は極力短くしないと、まわせない。現場はギリギリです。
この夏、訪問すると孤独死されていた。
警察からの事情聴取。
これからますます増えます。
誰が新規で訪問介護の仕事をしようと思う?新しいヘルパーさん、全然来ない。
私はこの訪問介護が、一対一で向き合えるから好きでやってる。
けど、いつ訪問したら亡くなってるかわからない、死と隣り合わせ。
きつい仕事よ。なのに安月給。
家族もいるからもう少し余裕持って生活していけるように、給料上げてほしい。
これ、結構マズい話しだと思いますよ。
保育所で言ったら公立保育所が無くなるくらい。
私立は採算取れず既に撤退済み。
となると訪問介護を使わずに老々介護になったり、地域格差が生まれたりしてきますね…処遇改善だってされてるけどまだまだ足りないっていうし。
まさに「終わりのはじまり」に居るんだなあって思いますね。
そもそも国は居宅サービスを潰しにかかっていますよ。
介護報酬は減額の方向にばかり改定されています。
訪問介護なんかは働きたい人でも総額で稼ぎづらく、業務は多岐に渡り、長くやっていれば死体と鉢合わせもありますから、ふつうに働いた方が絶対良いかと思います。
で、我が国の誰もが子供と違って老人にはお金を出したくないので、国もその方向に行っているのだと思います。
◆引用、参考 Yahoo!ニュース コメント欄より
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