【炎上】報道特集で介護施設の虐待が伝えられた【介護士による虐待】

介護業界ニュース

こんにちは。介護福祉士のケイです。

先日、報道特集(TBSテレビ)で、介護施設での虐待が疑われるケースが増加したと、報じられました。

この特集について、ネットでは介護士、看護師を中心に非難の声が上がっていますので、ご紹介します。

予告ツイートの段階で炎上

テレビで放映される前に、Twitterで番組内容の予告がされました。

その際の予告ツイートは次のものです。

こちらのtweetがされると、いいね、リツイートや、リプライが多くあり、皆さんとても関心があるようです。

それもそのはず。

番組の内容が『コロナ禍によって、介護職員の利用者への虐待が増加した』というものだったからです。

反響の大きかったコメントを紹介していきます。

他にも多くのコメントがあります。

その多くは『介護士も利用者から暴言暴力をうけているが、報道されない。』ということでした。


利用者による介護士への暴言暴力は黙認されるのか?

私も以前から思っていますが、介護士が虐待をすると全国ニュースであっというまに報じられますが、介護士が暴言暴力をうけて、心身共に限界がきて退職したとしても全然報じられないと。。。

もちろん、介護士による虐待は絶対にダメです。

でも、かといって、利用者や家族からの暴言暴力が黙認されるというのは、絶対に納得いきません。多くの介護士がそう思っているというのが、このコメント欄から読み取れます。

よく、「利用者からの暴言暴力があるのは、関わり方に問題があったからだ」「介護士、看護師は利用者や患者から暴言暴力をうけても仕方がない」みたいなコメントありますが、絶対におかしいです。

暴言で精神的に参ってしまい、退職に追い込まれるというのは絶対にあってはならないことです。

ましてや利用者や患者から殴られる、手を叩かれる、噛まれるなんていうのは、暴行です。犯罪行為です。怪我をおってしまったら傷害罪ですよね。

それが利用者、患者だから許されるなんていうのは、絶対にありえません。

介護士による虐待ばかりを報じて、介護士がうける暴言暴力を報じないというのは、報道機関として、正しい報道ができていないと言わざるを得ません。

他の介護士の方々も同じように思っているからこそ、今回のように炎上したのだといえます。

もし自分が当事者になったとしたら?

介護士にとって、介護士から利用者への虐待や、利用者からの暴言暴力は常に隣り合わせで、誰であっても、いつでもこのトラブルに巻き込まれる可能性があります。

・・・自分は大丈夫だと思っていたのに、疲労から心身ともに限界となり、つい利用者を殴ってしまった。

・・・毎日のように利用者から暴言暴力をうけてうんざりだ。

・・・同僚のAさんが利用者を虐待しているけど、どうすればいい?

・・・後輩の介護士から、利用者からの暴言暴力を相談されたけど、どうやって対処すればいいのか?

このような悩みは介護士として働いていると尽きないと思います。

もし同僚が利用者を虐待している場面に遭遇したら、必ず上司に報告しましょう。

私も介護士として勤務しているので、利用者に対して腹が立たないかというとそれはありません。腹がたつこともあります。

しかし、虐待は絶対にダメです。虐待をしている介護士、虐待をうけている利用者間の問題だけでなく、施設全体での問題として対処する必要があります。

虐待には原因があります。

利用者の態度が悪いということだけでなく、施設の運営体制にも問題があるかもしれません。

運営体制を見直すためにも、しっかりと上司に報告し、施設全体の問題として対処する必要があります。

また、利用者から暴言暴力がうけているということについては、上司や先輩に相談し、周囲へSOSを求めることが大切です。同時に記録物にも暴力をうけたことを証拠として残しておきましょう。記録物へ事実を書くことは、証拠能力として認められます。

まわりに助けを求めないと、暴言暴力があるということを知ってもらえません。

もちろん、文句を言ってくる人はいます。

「あなたの関わり方が悪いから、暴言暴力をうけるの」

おかしいです。どんな状況であっても暴力は許されません。

街中で人を殴ったら暴行罪で警察に検挙されます。

介護施設の中で、利用者が介護士にする暴力ならOKなんですか?黙認されるのですか?

そんなことはないですよね?

暴力は暴力です。

介護士が利用者から暴力をうけるのは仕方がないという変な思い込み、風潮はすて、暴力は犯罪行為であるという強い意思をもって、対処すべきです。

放映内容を5月14日まで無料配信中

今回の報道特集での報道内容を5月14日までTVerで無料配信されています。興味がある方はぜひ一度ごらんください。

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