こんにちは。特養介護福祉士のケイです。
ちょっと炎上しているものを見つけましたので、考察していきたいと思います。
炎上しているのはこちらです。
NHKハートネットさんのツイートです。
端的に言ってしまうと、「障害のある女性が、男性介護士から入浴や排泄介助をされたのは、尊厳を無視している。」ということらしいです。
で、この発言内容についてリプライ欄で炎上しています。
いろいろな意見が飛び交っています。介護士として働くうえではどの考えも踏まえたうえで日ごろの勤務にあたると良いと思います。
反響の大きかったリプライをご紹介
では順にリプをご紹介していきます。
NHKハートネットさんの投稿だと、当事者の女性がどこまで異性介助が嫌であるのかを訴えたのかが不明なので、なんとも言えませんが。。。
このリプにはけっこう大きな反響がありました。多くの方が同意見のようですね。
こういうコミュニケーションは誤解をうまないためにも大事ですよね。
利用者側がNGなこと、不快に思うこと、要望として対応可能ならば対応してほしいこと、を介護事業者側にしっかりと確認して、対応可能であればやってもらう。対応不可ならば文句言わないで我慢するか、別の介護事業所を探す。
介護サービスを利用する側はこういうスタンスでいてほしいですね。
今回の件は女性が男性介護士から介助を受けるという状況でした。
では、逆の場合はどうなんでしょうか。男性が女性介護士から介助を受けるという状況。
「男性が女性に介助されるのは良いの。問題ないの。」
そんなことないですよね。男性だって女性に介助されるよりか、同じ男性に介助される方が恥ずかしくないというケースは私は今まで何度も経験してきました。
「今日はケイさんが担当で良かったよ。介助は、できれば男性介護士がいい、、、でも、そんなこと言ってられないよね(笑」と私自身言われたことがあります。
男性利用者だから大丈夫、なんてことは絶対にありません。
そもそも、同性でも恥ずかしいものは恥ずかしいんですけどね。。。
私は完全に同意見ですね。
理想としては、同性の介助。だけど、人員配置的に厳しいのが現実ですね。
今まで私が経験してきた介護施設で、介護士に余裕がある介護施設はひとつもありませんでした。
毎月のシフト表をつくるのも手いっぱい。
各人の休み希望、委員会、研修、夜勤、、、。
シフトを組むうえでは考えないといけないことがいろいろとあります。
そんな中で「同性介助のため」でシフト表をつくるなんてかなり難しいと思います。
そもそもが人手不足の介護業界ですからね。
「今日は女性介護士が出勤していないので、サービスは受けられません。」このセリフ、めっちゃ言いたいwww
Twitter上では批判的な意見が多くありました。
意見をまとめると・・・、
「理想はもちろん同性だけど、人手不足の介護現場ではなかなか同性介助は難しい」
「同性介助を求めるのならば、自分で雇えばいいのではないか」
「契約時に同性介助を頼めるかどうかを、介護事業所側に確認すべき」
といった意見がありました。
介護士が異性介助トラブルに、巻き込まれないようにするためには?
私が今まで勤務してきた介護施設でも「同性介助」と指定されている方は何人もいました。
女性の利用者、男性の利用者、ともに同性介助を希望される方は一定数いますよね。
そういうった時は、必ず同性介護士が対応し、利用者の尊厳を守るよう、徹底しています。
どうしても同性介助ができない場合もあります。
シフトを組むうえで、同性が介助にあたるのが不可能である場合は、利用者の方にお願いして、その日だけは我慢してもらったり。
入浴介助であれば、別の日に入浴をずらしてもらう等して対応していました。
介護士が同性介助トラブルに巻き込まれないようにするためには、新規入居時や初めてのショートステイ利用時に「同性介助」を希望される方なのか、そうではないのかをしっかりと確認してから介助にあたるようにしましょう。
安直に介助にあたってしまった後、実は同性介助を希望される方であったということが発覚したのでは、遅いですからね。
利用者の尊厳を守っていないことになります。利用者は話が違うと思い、大変傷つきます。
利用者の意見、要望はしっかりと把握しておきましょう。
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