話題になった『手取り13万円』介護の現場では?介護士の平均年収調査を参考に

介護士の給料

以前『手取り13万円』というキーワードがTwitterでトレンド入りしました。

手取り13万円で生活していくとなると、けっこうきついですよね。

今日は元となったツイート、介護職員の実際について記事にしようと思います。

『手取り13万円』に対する人々の反応

『手取り13万円』ツイートの元ネタは、こちらです。

手取り13万円て生活かなり大変ですよね。

東京都の都市部では生活できないんじゃないかと思います。地方でもけっこう苦しい生活だと思います。

このツイートに対してネットではいろいろな意見が寄せられました。

「やっぱりキツイんですね…将来が不安です…」
「国は本当に知らないんだろうけど、自分も契約社員だった時は給料が低くて常に人生詰みそうだった」
こういった共感や同情的なコメントもあれば、「転職すればいい」という意見も多くみられます。

また、
「自分も手取り13万円の時がありましたが、今は転職して給料は倍になりました。今の時代探せば色んな仕事があります。頑張って下さい」
「嫌なら転職すりゃあいい、給与上げるだけならそこかしこに求人あるんだから探しなさい」
というものもあります。

こういった転職したら、という意見にたいして・・・、
「違うんだよ。手取り13万に対して転職しろ、このバイトしろ、節約しろじゃねぇんだよ」
「個人の生活背景なんて誰にもわかんねぇ、口だしちゃいけねぇ。真っ当に頑張って働いても13万の人が多くいて、その日ぐらしで、明日のことなんか考えられない状況が今の日本だってことなんだよ」
といった反論もでています。

もとのツイートをされた方の職業、コメントをされた方の職業がどういった職業かは不明ですが、介護の現場で働いている人の給料って実際どれくらいなんでしょうか。

私は一番最初の介護現場での給料は手取り10万円台前半で、似たような状況でした。

しかし、転職後は手取り20万円前後を維持しています。残業の有無によって手取り額が多少は変動していますが。

介護職員の給料って実際にはどれくらい?

では次に、実際に介護職員の給料がどれくらいなのか見てみましょう。

厚生労働省が行った調査をもとに見ていこうと思います。

令和元年の賃金構造基本統計調査から、介護職に該当する職種(※)を選んで計算したところ、2019年の「きまって支給する現金給与額」は253,500円で、「年間賞与その他特別給与額」は515,700円となっています。

これを単純に年収として換算してみると、3,557,700円。介護職の平均年収は約350万円と言えるでしょう。

※職種は「ホームヘルパー」「介護支援専門員(ケアマネージャー)」「福祉施設介護員」、企業規模計(10人以上)を抽出しています。

引用、参考ホームページはこちらから。
『キャリアスマイル』

介護職の年収・給与をチェック!~統計から見る介護職~ | キャリアスマイル
介護職の平均給与・平均年収を、職種別、勤続年数別、年齢別、施設別などに分けて、統計調査の結果を元に紹介。介護の仕事に就きたい方、他の施設や職種への転職を考えている方などは参考にしてください。

介護職員の平均年収は350万円ということになります。

ということは介護職員の平均年収が『手取り13万円』にはならないと思います。

しかし年収350万円はあくまでも平均年収であって、給料が安い介護職員の方の中には手取り13万円という方がいてもおかしくないと思います。

ではどういった方が手取り13万円なのでしょうか。

地方、田舎で働いている介護職員の方だと都会に比べて給料が安いと思います。もちろん、全てだとは言い切れませんが。

また、この統計データには正社員、非正規社員が混じって計上されているので、非正規職員の介護職員の方だとボーナス(賞与)が無い可能性があるので、必然的に年収が下がると思います。

また、パート職員の方は労働時間も短かったり、夜勤にも入っていないということで給料が安くなる傾向にあるのではないかなと思います。

もし、正職員で夜勤もやっている、介護福祉士も保有している、というのにも関わらず平均年収350万円を大きく下回る給料の方がいたら、職場を変えた方がいいのではないかと思います。

介護職員は介護福祉士を取得し、職場選びをしっかりと行えば、給料が良い職場はあるはずです。資格を取得し、職場選びはしっかりと行いましょう。

介護士で年収400万円を達成させるために重要な条件とは?

世間的には介護士は給料が安いというイメージを持たれていると思いますが、全ての介護士の給料が安いかというと、必ずしもそうとは言えません。

『給料が安い』という、安いの定義は人によって感じ方は異なると思いますし、地域によって給料に差があるのはあります。

介護士で年収400万円を達成する、というのはひとつの目標ではないかと私は思います。

介護士で年収400万円を達成させるために、重要な条件をこちらの記事にまとめました。

介護士の勤務先、雇用形態、資格の有無によって給料が変わる?

介護士という職業は、一般的には給料が低いというイメージをもたれていると思います。

しかし、介護士という職業の中でも勤務先は幅広いです。

また、正社員、非正規社員、パート勤務、派遣勤務など、雇用形態もバラバラです。そして、介護福祉士国家資格の取得の有無、研修受講によっても給料が異なってきます。

そのため、介護士全体の平均の給料であっても、幅は広いです。

より良い雇用条件での就労を希望される方にむけて、少しでも給料を上げるためには、どういう点に注意して就職・転職活動をすればいいのか、こちらの記事を参考にしていただければ幸いです。

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