ヘルパー離職率11.8%に急減!過去最低記録 介護現場に明るい兆し!?

介護業界ニュース

こんにちは。介護福祉士のケイです。
みなさんの介護施設の離職率はいかがでしょうか?なかなか新規求人の申込はないのに、介護士は辞めていくいっぽうだなんてことはありませんか?

介護労働安定センターが実施した最新の調査によると、訪問介護員の離職率が過去最低水準にまで減少したとのことです。
具体的には、離職率は11.8%となり、前年比で1.5ポイント低下しています。
この結果は、介護業界全体の労働環境が改善されたことを示すものであり、現場における人材の定着に繋がっているという意見もありますが、はたして本当にそうでしょうか?
また、介護職員全体の離職率も13.1%まで減少しているとのことです。

数字の上では離職率が改善している

訪問介護員の離職率が11.8%まで減少したことは、介護業界にとって朗報と言えると思います。
これは、職場環境の改善に向けた取り組みが実を結び始めていることを示唆しています。
特に、同僚との関係性や勤務時間など、働きやすさに直結する部分での改善が、離職率低下に大きく貢献していると考えられます。

また、介護職全体の離職率も13.1%と減少傾向にあり、採用率も上昇していることから、業界全体の活性化が伺えます。
ヘルパーと介護職員の採用率がそれぞれ16.8%、16.9%と前年比で増加している点も、この流れを裏付けています。

これらの数値は、介護業界が抱えていた人材不足問題の解決に向けて、着実に進んでいると、調査団体はアピールしているみたいです。

結局のところ、人材不足のままでは!?

一方で、今回の調査結果は、人材不足問題が依然として深刻な課題であることを示唆しています。
特にヘルパーの不足感は顕著で、多くの事業者が人材確保に苦慮している状況だ。離職率の改善が進んでいるとはいえ、現場においては、新たな人材の定着と安定的な勤務体制の構築が依然として求められています。

また、調査では、IT化の進展が介護現場に及ぼす影響についても言及されています。
パソコンを用いた介護ソフトの利用は広がりを見せているものの、介護ロボットの導入率は依然として低いです。
このことは、介護現場における労働負担軽減のためには、IT機器の導入だけでなく、人材育成や業務効率化など、多角的な取り組みが必要であることを示しています。

これからの介護士業界は・・・

介護業界の離職率が低下傾向にあるのは、労働環境の改善が奏功している証といえます。
一方で、人材不足という問題は根深く、より一層の対策が必要不可欠です。

介護ロボットや情報通信技術の導入を進め、現場の業務効率化を図ることが、人材不足解消の一つの手段として示そうとしています。
しかし、介護ロボットは開発費、収益化ができるのか?といった課題があり、私は現実的ではないと思います。

政府や自治体による支援体制の強化も不可欠であり、労働条件の改善を通じて、介護業界の持続的な発展を目指していく必要があります。
政府にちゃんとやる気があれば、、、 の話ですがね。

引用、参考サイト:介護労働安定センターが実施した令和5年度の介護労働実態調査

介護労働実態調査 | 介護労働安定センター
介護労働安定センターでは毎年介護労働の実態及び介護労働者の就業の実態等の調査を行なっています

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